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【5911】「横河ブリッジホールディングス」を分析!国土交通省が取引先の累進配当株!

横河ブリッジホールディングス日本株

今回紹介する銘柄は「横河ブリッジホールディングス」です。

「横河ブリッジホールディングス」は国内最大手の橋梁メーカー

すなわち、道路や河川の上方を横断できるように橋を造る企業です。

そんな「横河ブリッジホールディングス」の指標や業績を分析していきます。

当ブログで取り上げる銘柄は、投資を推奨したり、否定するものではありません。

最終的な購入判断は各自で行い、自己責任のもとで投資をしてください。

また、株価等の指標は常に変動します。

最新の情報は、証券サイト等の他サイトを参考にしてください。

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横河ブリッジホールディングス

企業概要

「横河ブリッジホールディングス」は橋梁の設計や建築を主とする企業で、世界最大の吊り橋である「明石海峡大橋」や、「レインボーブリッジ」「横浜ベイブリッジ」の大型プロジェクトにも携わった実績を持ちます。

エンジニアリング関連では工場、倉庫、スポーツ施設のシステム建築で業界トップクラスの実力を持ち、スタジアム、超高層ビル、地下トンネルなどの建設も行っています。

主要な取引先には地方自治体や国土交通省と、地方や国がかかわる案件が多いため余程信頼されている企業であることが分かります。

事業別売上構成比

売上構成比は橋梁とエンジニアリング関連の2つで大半を占めています。

どちらも建設にかかわる事業であるため、ほぼほぼ建設事業のみで稼いでいるといったところでしょうか。

先端技術事業では精密機器の製造を行っており、半導体や液晶パネル装置向けフレーム等を作っています。

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各指標

指標実績
株価2791円
配当利回り3.18%
時価総額1205憶円
自己資本率58.8%
営業CF過去10年間で3回の赤字
実績ROE10.13%
実績ROA6.13%
予想PER10.8倍
実績PBR0.98倍

指標は2023年9月11日時点の値であり、表の赤下線は評価ポイント青下線は懸念ポイントです。

時価総額は1000億円越えの中型株に部類します。

株価は2000円台後半でPER、PBRで見れば割安感はありますが、直近の株価は着々と上昇しているため、配当利回りも低くなり、ここ数年間で見れば割安感は薄いかもしれません。

自己資本率は安定感があり、ROEやROAが高く、収益力は高い傾向にありますが、営業CFで赤字を多く出しているのが懸念ですね。

また、10年より前にさかのぼると2007~2009年は連続で営業CFが赤字となっており不安定さは拭い切れないです。

まあ、国が主要取引先である以上、そう簡単に仕事が失われることはないと思いますが…。

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業績

売上も営業利益も長期で見れば右肩上がりと言ったところでしょうか。

売上の成長度に対して、営業利益の成長スピードが緩やかであるため、直近の営業利益率は減少傾向にあります。

とはいえ、過去よりも着実に営業利益率が増加している点は評価でき、しっかりと利益率を改善しています。

また、金属製品セクターにおいて8%を超える利益率は非常に高いといえます。

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配当金推移

「横河ブリッジホールディングス」は2022~2024年度の中期経営計画では配当性向30%を掲げていますが、2023年7月31日に加えて累進配当の導入を宣言しました。

累進配当を宣言した時点でも、6年の連続増配16年の非減配を継続しているため、株主還元の意識の高さをうかがえます。

ここまで続けてきた非減配の実績を今後も継続させることを明確化するためにも、今回の累進配当を宣言したそうです。

増配基調にあるため、配当性向は年々上昇してきていますが、それでもまだ30%台と低水準なのは非常に安心感があります。

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評価ポイントと注意ポイント

評価ポイント

主要取引先は地方自治体や国土交通省など、大きな取引先を相手としているため、安定した仕事の受注を得ることができます。

累進配当も宣言している点から株主還元姿勢も高く、且つしっかりと利益は稼いでいるため配当性向もまだまだ低水準にあります。

この様子であれば、今後の増配もかなり期待できそうです。

注意ポイント

事業内容が建設業に偏っているため、資源価格高騰等の建設業に伴うデメリットが発生した場合、業績に大きくダメージを与える可能性はあります。

長期で見れば業績は成長しているものの、営業利益の伸びが悪かったり、営業CFが赤字だったりという点から見ても必ずしも安定しているわけではないようです。

また、累進配当という高配当株投資家には嬉しい配当方針を宣言していますが、年初来より1000円近く株価が上昇しているため、直近の配当利回りは3%前半とあまり高くないのが現状です。

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まとめ

収益力高い大きな主要取引先を持つ金属製品セクター企業。

累進配当も掲げて株主還元姿勢は高いが、その人気も相まって直近の株価はややお高めか?

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